マラソン随想

タイトル 「私はなぜ走っているのか?」                  工藤弘太郎(67)

なぜ、走るのか?余人はいざ知らず、私は痩せるためでした。40才に入って四つ所腹回りが大きくなって、走り始めました。幸い40才半ばでトライアスロンに巡り会い、走るという習慣が身についてきました。
お蔭様で、30年前の背広が今も着られます。この経済性の走ることの良さのひとつですが、何にもましてよかったことは、良き仲間に恵まれたことでしょう。トライアスロンの仲間しかり、ウルトラマラソンの仲間しかり、走ることがなければ決して出会うことのなかった多くの友人に巡り会えたことは、人生最高の喜びです。
旅に出たときは、自分の足で付近を探索できるのも魅力です。ことに海外では時差のせいもあって象徴目覚めたりしますが、そんなときはいつでも走ります。パリのビストロが夜の白む頃灯を落とすとか、北京ではその時間に街路清掃が行われるとか、いうことも知りました。リスボンの魚市の賑わいにも出会えました。
最近はジャーニーランの楽しみをしりました。スマイルランでは、6年がかりで東海道、山陽道は全てこの足で走りました。昨年、長崎から東京まで歩けたのも走っていたおかげです。
今年からは四国のお遍路に出ようと考えています。その後は、世界遺産
にもなっているスペインのサンチャゴ巡礼路と夢は尽きません。これからも、
末永く続け、歩き続けたいものです。

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