マラソン随想
 走り始めて4年。大分ウルトラマラソンクラブに入会して2年目。4年前の私は、身長166cm、体重79kg、典型的なメタボでした。この私が、どうして走り始めたか?元気だった職場の先輩が定年退職し、60歳前後で相次いで病に倒れる様を目の当たりにして、少し健康のため運動をと、始めたのがジョギングでした。
当初は3km、5km、10km少しずつ距離を伸ばし、2年ほど継続したら体重が17kg減少し、62kgに。速度は遅いながらも何とか20km、30kmを完走出来るくらいの脚力が付いて来ました。ちょうどこの頃、竹田市でフルマラソンが行われることを知り、昨年3月初めてフルマラソンに挑戦。4時間切ることを目標に走り込みを重ねた結果、3時間44分とまずまずのタイムでゴールすることが出来ました。
当時、ナガオカスポーツ店主の長岡さんより阿蘇100kmの話を伺い、よし!次は阿蘇に挑戦してみようと思い、3月4月5月を月間600km〜700km走り込み阿蘇にチャレンジしました。目標タイムは、12時間以内完走でしたが、意外にも10時間47分で完走。自分でもびっくりするタイムでゴールすることが出来ました。50kmの通過が4時間55分。後半の50kmが5時間52分でした。
今年も阿蘇に向け、3月から本格的に走り込みを開始。ところが、3月中旬自分の不注意で転倒し、怪我。20日間全く走ることが出来ませんでした。本格的に練習出来たのは、4月5月の2ヶ月間でした。 今年は、仕事の関係で長時間の走り込みが出来ず、朝練習を開始。朝4時半起床、阿蘇のスタートに合わせ5時から1時間走を実施。午後は、17時30分から1時間走。休日には、30km走を3回程度取り入れました。主に下郡から明野、護国神社周辺の登りを中心に、月間500km程度の走行距離でした。これは、昨年の80%程度の練習量。そこで、今年の目標は、制限時間内完走。昨年並みのタイムでゴールすれば上出来と思っていました。ところが、何と9時間57分のサブ10達成!自分でもびっくりです。50km通過が4時間45分。後半の50kmが5時間12分でした。
今回の好タイムの要因は、全く緊張せずリラックスして走れたことだと考えています。昨年は、100km初挑戦ということもあって、一週間ほど前から緊張状態が続き、レース前日は一睡も出来ませんでした。スタートラインに立った時は、緊張も最高潮で体がガチガチ。ところが、今回は前日ぐっすり熟睡し、スタートラインに立っても全く気負いもなく、落ち着いていました。また、40kmあたりで、あの偉大なウルトラランナー「坂本 明子さん」と並走。握手をして頂き、精神的にパワーを貰ったのも大きな要因だったと思います。
阿蘇が終了して早1カ月。この間走ったのは7日間程度。完全休養も終わり、そろそろ次の大会に向けローギヤから徐々に走り始めようと思っています。 最後に、前回の飲み会の後、工藤邸に寄って頂きました皆さん、何のお構いも出来ず申し訳ありませんでした。次は、刺身をたらふく準備して、またのお越しをお待ちしています。

タイトル 「まさか、まさかのサブ10」                               工藤 奉文

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